「料理人になりたい」——その想いを胸に、未来を描いているあなたへ。
NIKKOホールディングスの調理部門では、婚礼・葬祭・温泉宿という異なる舞台で、和洋中それぞれの料理に携わることができます。
グループの中で幅広い経験を積みながら、自分らしいキャリアを築いていける環境がここにあります。

NIKKOグループには、婚礼施設「テラスグランツ」、葬祭施設「安楽院」「SHION」、温泉宿「うるおい館」があり、それぞれで提供する料理のスタイルも異なります。
調理場は施設ごとに独立していますが、グループ全体としては一つの調理部門。
スタッフ同士が互いに協力し合い、部門を越えてメニュー開発を行うこともあります。

NIKKOグループでは、若いうちから経験を積むことを大切にしています。
新卒で入社すると、まずは社会人研修でビジネスマナーなどを学び、その後約3カ月間で各施設の調理セクションを経験。本人の希望と会社の状況を踏まえて配属先が決定します。
調理経験がなくても、意欲があれば大丈夫。アシスタントの段階から包丁を持ち、先輩に教わりながら段階的にスキルを身につけていきます。
高価な食材を扱う機会もあり、デザートを任されたり、宴会メニューの考案に関わったりと、チャレンジできる場面が豊富です。実際に、入社4年目で調理から食材の仕入れ、原価計算まで一通りこなすスタッフもいます。

冠婚葬祭の現場では、レストランとは異なり、大人数の料理をつくる機会が多くあります。
結婚式や宴会では、100人分以上の料理を一度に仕上げることも。
また、葬儀が重なる日には、限られた時間の中で大量の料理を用意する必要があります。
大人数の場合は調理機械を活用し、料理の質を保ちながら効率よく仕上げます。一方で、少人数の場では、一品一品を丁寧に仕上げることが求められます。
料理人としての技術と工夫が試される場面が、日々の業務の中にあります。

勤務はシフト制で、1日8.5時間(休憩1時間)。変形労働時間制を採用しており、式の時間に合わせて、日によって勤務時間が変動します。
(平日の例)
出勤
仕込み
各自休憩1時間
提供終了
退勤
結婚式は土日祝日に多いため、休日出勤もありますが、月8日の公休はしっかり確保。また、有給休暇の取得義務も厳守しています。
残業については、いずれの施設でも通常は月10時間以内で、年末などの繁忙期でも月15~20時間程度です。
安楽院などは比較的定時で上がれることが多く、プライベートとの両立もしやすい環境です。

NIKKOグループの調理部門では、以下のようなキャリアパスがあります。
料理人の仕事においては、調理スキルだけでなく、運営能力もキャリアアップには欠かせません。
半年に1回の面談で、本人が力を発揮できる場を確認しながら、部門異動なども柔軟に対応します。
雑務はベテランも含めて全員で行い、上下関係に縛られすぎず協力し合える職場です。

テラスグランツの料理長として腕を振るいながら、グループ全体の総料理長として調理部門を統括する大河原正裕さん。専門学校卒業後は、プリンスホテルでフレンチを学び、32歳で都内のホテルの料理長に。
40年近い料理人歴をもつ大河原さんに、食材との向き合い方や料理人に求められることなどを聞きました。

(大河原)
料理において一番大切なのは、食材です。魅力的な食材との出会いが、料理を生み出す原動力になりますし、それをどう生かすかを考えるのがこの仕事の面白さでもあります。普段の生活でも、テレビやネット、街を歩いているときなど、常にアンテナを張って、新しい食材やアイデアを探しています。
料理人は、食材とお客様をつなぐ役割を担っています。だからこそ、ただ美味しいだけでなく、空間そのものを楽しんでいただけるような料理を届けたいと考えています。
(大河原)
料理人の仕事は、体力的にも精神的にも楽なものではなく、それでいて他の職種に比べて特別給料が高いわけでもありません。料理人を長く続けるためには、仕事に楽しみを見つけることが大切です。
また、個人店とは違い、チームで動く仕事だからこそ、コミュニケーション力も必要です。自分一人ではできないことばかりなので、助け合いながら進めていく姿勢が求められます。
(大河原)
NIKKOグループのいずれの調理部門も厳しい上下関係はなく、穏やかで協力的な職場です。忙しい時もありますが、殺伐とした雰囲気ではなく、互いに助け合いながら働ける環境があります。
雑務はアシスタントだけでなく、ベテランスタッフも率先して行います。「料理人として成長したい」「いろんな経験を積みたい」、そんな想いを持つあなたを、私たちは歓迎します。
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ここには、あなたの「やってみたい」を本気で応援してくれる仲間と、料理人としての可能性を広げられる舞台があります。
料理人としての第一歩を、NIKKOホールディングスで踏み出してみませんか。