葬祭ディレクターへの道|安楽院でキャリアを築く

安楽院は、長野県の北信地域を中心に、複数の式場を展開しています。
葬儀の仕事は多岐にわたり、その業務内容はさまざまです。
ご遺体の移送やご遺族との打ち合わせ、葬儀の準備・進行など、これら一連の業務を取り仕切るのが、「葬祭ディレクター」という仕事です。
この記事では、葬祭ディレクターの主な業務内容や仕事で求められること、キャリアパスなどを詳しく解説します。

葬祭ディレクターへの道|安楽院でキャリアを築く

葬祭ディレクターの仕事内容

葬祭ディレクターの仕事は、葬儀の計画から実施まで、故人とその家族に寄り添う重要な役割を担います。具体的には次の業務があります。

葬祭ディレクターの仕事内容

  • ご遺体の移送
  • ご遺族との打ち合わせ
  • 葬儀の手配
  • 式場の準備
  • 葬儀の運営・進行

1.ご遺体の移送

移送車の運転スタッフに同行し、ご遺体を病院までお迎えに行きます。その後、ご自宅や斎場まで移送し、保冷処理を行います。

2.ご遺族との打ち合わせ

ご遺族から要望を伺った上で、葬儀の内容や料金を案内し日程を決定。打ち合わせの後で、葬儀を手配します。

3.葬儀の運営・進行

葬儀当日は、式場のセッティング、参列者の案内、駐車場の整理などを行います。

このように葬祭ディレクターの仕事は多岐にわたりますが、業務内容は一様ではありません。スタッフによって担当業務は異なり、ご遺族との打ち合わせをメインに行う人もいれば、葬儀の司会専任の人もいます。
当社では一人の葬祭ディレクターが一組のご遺族を最初から最後まで担当することは稀で、多くの場合はスタッフ間で引き継ぎを行っています。打ち合わせを担当したスタッフは、共有アプリを使って注意点などを記録し、葬儀を担当するスタッフはそれを確認して当日に臨んでいます。

葬祭ディレクターの仕事内容

葬祭ディレクターの一日の流れ

  • 8:00

    出社

  • 10:00

    ご遺族との打ち合わせ
    (約2時間)

  • 12:00

    お昼休憩

  • 13:00

    葬儀の手配

  • 15:00

    事務所でのPCを使った作業
    (請求書の検印など)

  • 17:30

    退社

上記は、ご遺族との打ち合わせをメインに行うスタッフの一例です。打ち合わせは日によって、1日に2件入ることもあります。打ち合わせがない日もあり、その場合は葬儀に出て運営のサポートに回ります。
安楽院に在籍している葬祭ディレクターは、コントロールセンターからの指示で、打ち合わせや各式場に出向いて業務にあたります。葬儀の時間帯は、概ね12時台、14時台、17時台の3パターン。平日・土日問わず行われますが、曜日によって業務内容や時間が変わるわけではありません。

葬祭ディレクターの一日の流れ

葬祭ディレクターのキャリアパス

入社して3〜5カ月は先輩スタッフに同行して、打ち合わせの仕方や葬儀の流れを覚えます。独り立ちするタイミングには個人差がありますが、一連の業務を覚えた段階で一人での対応にあたります。
葬祭実務経験が2年以上で二級葬祭ディレクター、5年以上で一級葬祭ディレクターの受験資格が得られます。葬祭ディレクターは、葬祭業に従事する人の知識・技能の向上を目的とした厚生労働省認定の技能審査です。学科試験と実技試験があり、試験に合格すると葬祭業のエキスパートとして認められます。
葬祭ディレクターの認定を得ることで業務内容が変わるわけではありませんが、自身のステータスとして名乗ることができます。葬祭ディレクターは管理職を指すわけではなく、社内での昇格は、その人の実績や仕事に対する姿勢などによって決定されます。希望して現場での仕事を続ける人もいれば、管理職の立場で組織を運営する人もいます。

葬祭ディレクターのキャリアパス

安楽院の葬祭ディレクターにインタビュー

安楽院で一級葬祭ディレクターとして活躍する宮本惇矢さんに、仕事のやりがいや苦労、意識していることなどについて話を聞きました。

安楽院の葬祭ディレクターにインタビュー

どんな人に向いている仕事ですか?

(宮本)
葬祭ディレクターにいちばん求められるのは「誠実さ」です。不器用でも誠心誠意取り組むことで、その姿勢がご遺族にも伝わります。
打ち合わせなどで、人と話す機会の多い仕事ですが、必ずしも喋ることが得意である必要はありません。それよりも、小さなことに気付いてサポートする気遣いが大切ですね。また、人生の重要な節目を担う仕事なので、責任感のある人に向いている仕事です。

必要なスキルや資格はありますか?

入社時点で、これといって必要なスキルや資格はありません。基本的なパソコンの操作や自動車の運転ができれば大丈夫です。葬儀や宗教に関することなどで覚えることはたくさんありますが、仕事を通して身に付きます。

仕事で苦労するのはどんなことですか?

(宮本)
葬儀は長丁場での立ち仕事なので、体力的に大変だと感じることがあるかもしれません。ご遺族との打ち合わせも、対面で2時間くらいお話しするので神経を使いますね。
また、ご不幸はいつ起こるか予期できないので、先までスケジュールを把握できない難しさはあります。葬儀の準備中にコントロールセンターから連絡が入って、急きょ打ち合わせに行くこともあります。

やりがいを感じるのはどんな時ですか?

(宮本)
ご遺族に対して誠意をもって接していると、感謝の言葉をいただけます。とてもありがたいことですし、仕事のやりがいにもつながります。
葬祭の仕事に携わって約15年になりますが、葬祭ディレクターに就いて間もない頃に担当したご遺族のことはいまでも鮮明に覚えています。当時はまだ要領が分からず必死だったので、その分印象が強いですね。仕事に慣れた今だからこそ、初心を忘れずに一生懸命仕事に取り組むことを心掛けています。

仕事で意識していることはありますか?

(宮本)
ご遺族にとって葬儀は非日常なものです。ほとんどの方は葬儀経験が無く、いつもと違う心情で葬儀をご依頼されます。日々、葬祭の仕事に携わっている私たちにとっては当たり前のことでも、ご遺族からすれば何も分からない状態です。そのため、分からないことを前提に、ご遺族の心情を汲みながら接するように心がけています。ご遺族には、「どんな小さな疑問でも、気になることがあれば聞いてください」と伝えています。

葬祭ディレクターを目指すあなたにメッセージ

(宮本)
経験のない人にとって、葬儀は未知の仕事だと思います。一般的には重いイメージがあるかもしれませんが、事務所は明るく和やかな雰囲気です。
葬儀の仕事が特別なのは、普段から非日常的な状況に接すること。葬祭ディレクターはいろいろなご遺族と接し、日々、人生の重要な節目に立ち会います。これは他の仕事では経験できないことです。たくさんの場を踏むことで自信が付き、目の前に大変なことが起きても動じなくなります。葬祭ディレクターは人生経験が豊かになり、人間として成長できる魅力的な仕事だと思います。
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葬祭ディレクターは、大切な人を失ったご遺族に寄り添い、最後の別れをサポートするやりがいのある仕事です。あなたの誠実さと思いやりが、ご遺族の心の支えになります。安楽院で葬祭ディレクターとしてのキャリアを築いてみませんか?

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